防水工事の流れ ~アスファルト防水の場合~

皆さんこんにちは。

東京・神奈川エリアで防水工事・改修工事などを手掛けている東亜化成株式会社です。


私たち東亜化成が手掛けているのは、主に工場やプラントなどの防水工事ですが、実際にどんな作業を行っているのか、ご紹介したいと思います。



■アスファルト防水工事とは?~主に3つの工法があります~


アスファルト防水工事とは、アスファルト特有の高い接着性・防水性を利用して、ビルの屋上などに防水施工を施す工事のことです。施工の不具合がでにくい工法でもあります。


アスファルト防水工事には、220〜270℃まで加熱して熔解されたアスファルトを利用して防水シートを張っていく「熱工法」、常温で使用できる改質アスファルトルーフィングというシートを張り重ねる「常温粘着法(冷工法)」、ガスバーナーでシート裏面のアスファルトを炙りながら張り重ねていく「トーチ工法」と、主に3つの工法があります。


どの工法においても、アスファルト防水工事は耐用年数が長く、高い防水性が備わっているので、古くから利用され続けています。



■具体的な手順をご紹介します


下地の素材や劣化状況などによって変わりますが、ここではアスファルト防水のトーチ工法の一例をご紹介したいと思います。


まずは、該当する箇所で以前施工されていた古い防水層を、機材を用いて撤去していきます。これから行うトーチ工法の出来栄えを大きく左右する重要な工程なので、丁寧な作業が求められます。劣化の進行具合によっては、上からそのまま施工していく場合もあります。



必要な撤去が終われば、次は下地処理です。きれいに清掃し、不陸調整などを行います。下地処理後、十分に乾燥していることが確認できれば、プライマー(ボンド)を塗布していきます。ローラー刷毛や手刷毛を使って、ムラが出ないよう均一に塗布していくのがポイントです。



次の工程では、いよいよ防水シートを実際に張り付けていきます。ガスバーナーでシート裏面のアスファルトと下地を炙り、熔解させながら押し広げて張り合わせていきます。バーナーによる炙り加減は、職人の腕の見せ所です。トーチ方の良しあしは、この炙り加工によって決まるといっても過言ではありません。また、角やコーナーでは強度を高めるために、シートの増し張りを行うことが多いです。



シートの貼り付けが一通り終われば、改修用ドレンの取付けを行います。水が最も集まる重要な部分なので、慎重に施工していきます。そして最後に施工箇所全体にトップコート塗布を施し、防水材の保護や色付けを行って仕上げとなります。これまでの手順が完了するまでに、大体6〜10日ほどの施工期間がかかります。




■まとめ


以上が、おおよそのアスファルト防水工事のトーチ工法の流れになります。

「防水工事って、一体どんな作業をしているのだろう?」と疑問に思われていた方も、大体の流れがつかめたのではないでしょうか?


ただし冒頭でもご紹介しましたように、状況によっては細かい部分で工程が異なってきます。また、確実に耐久性を高める防水工事を行うためには、現場に適した工法を選ぶことも大切です。


昭和33年創業の東亜化成には、現場で長年積み重ねてきた実績とノウハウがあります。

防水でお悩みの方から防水工事の仕事に興味のある方まで、どうぞお気軽にお問い合わせください。


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